「総合診療・家庭医療についてコンパクトに理解を深める1時間」「草場理事長と本音で語る1時間」を開催
2018年からスタートした新専門医制度において、19番目の基本領域として位置づけられた「総合診療」。
日本では領域としてはまだまだ新しいこと、医学生・初期研修医の期間に触れる機会が少ないことから、総合診療・家庭医療のプログラムを提供している関西家庭医療学センターには、「総合診療・家庭医療って専門性があるの?」「臓器の専門を持ってからでも誰でもなれるんじゃないの?」「診断屋じゃないの?」「生涯やっていける領域なの?」「職場が少ないんじゃないの?」など、様々な質問、不安の声が寄せられています。
そこで日本プライマリ・ケア連合学会の理事長であり、且つ、北海道家庭医療学センターの理事長でもある草場鉄周先生より、「総合診療・家庭医療についてコンパクトに理解を深める1時間」と題し、総合診療・家庭医療に関する正しい情報をお伝えするとともに、「草場理事長と本音で語る1時間」と題し、医学生・初期研修医の皆さまが聞きたいけど聞けなかった、総合診療・家庭医療に関する質問、不安についてお答えするイベントを、4月25日(月)の19:00-21:00で、Onlineにて、ぎふ医療ケアサークル等、学生団体の協賛のもとに開催。

約100名の方にご参加いただき、開催後のアンケートでは以下のようなコメントをいただきました。
- 私は、家庭医療、総合診療を知っている人間が周りにほとんどいない状況です。そして更にその中で、将来の科を悩んでいる同期が非常に多いです。今回の講演を聞くことで、実は自分に合っているかもしれない、と気づくことができる人が多くいると感じました。こんなに面白い領域がなかなか認知されていない現状が変わっていけばいいなぁと日々思っております。
- 専門科でないとできないこともあるが、家庭医でしかできないこともあることを理解してもらいたい。
- 総合診療に少しでも興味のある方全員に聞いてもらいたい内容である
- 指導医が聞いても、学会としての方向性がわかる内容で同僚に勧めたいと思いました。
- 濃い2時間でした。ありがとうございました。
- 総合診療という分野が専門に加わってから想像で総合診療について話す友達が多く、今回のような実際に働かれている先生の生の声を聞くと良いと思った。
- 総合診療をほとんど知らない人にも聞いてもらい、認知してほしい。
- 家庭医、総合診療医がどういう存在なのかをとても分かりやすく教えていただけたので、友人や大学病院の先生方にも聞いてもらって理解を深めてほしい。
- PCCMの理論など専攻医でも勉強になるようなややハイレベルな内容かもしれないと感じましたが、ギュッと魅力をエッセンスで教えていただいたこと、草場先生が総合診療へのありがちな偏見だとか悩みにきちんと向き合っていただいている姿や、同じように総合診療を希望する若手が思いや悩みを共有できたとても貴重な機会だと感じました。
- 総合診療・家庭医療についてあまり知らない友人にもぜひすすめたいと思いました。
- この度はお忙しい中お時間をとっていただきまして誠にありがとうございました。本当に楽しい2時間でした!ますます家庭医になりたいと思ったそんなご講演でした!
- 大学病院での実習が始まってから、家庭医・総合診療医の存在意義が私の中で曖昧になってきていましたが、草場先生のお話を聞いて、家庭医・総合診療医こそ今必要とされている医師だと感じることができました。ありがとうございました。